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【平成19年の活動内容】

埼玉県摂食嚥下研究会「第３回症例検討会」報告
平成19年11月25日
埼玉県摂食嚥下研究会「第５回講演会」報告
平成19年7月8日
埼玉県摂食嚥下研究会「第３回総会」報告
平成19年7月8日
埼玉県摂食嚥下研究会「第４回講演会」報告
平成19年3月25日

　 　 　
埼玉県摂食嚥下研究会「第３回症例検討会」報告
平成19年11月25日
埼玉県摂食嚥下研究会第３回症例検討会は、平成19年11月25日（日）に国際調理師専門学校（調理室）で、午前９時30分～12時30分まで行われました。
演題：安全な食事介助
講師：埼玉県総合リハビリセンター言語聴覚課科長　清水充子

■講演の主たる内容
今回の研修会では食物形態をいかにして食べやすくするのかを工夫して調理し、一口量の大きさなども考慮して実際に食べていただくことが重要であることを述べられた。
演題　調理実習
講師　埼玉県社会福祉事業団嵐山郷栄養課　依田清子

■講演の主たる内容
１．調理実習
（１）常食と軟食の食べくらべ
（２）主食としてのパン粥を知る
（３）ストローで吸う卵スープのことについて
２．「食べさせ方の工夫」について出来上がった食物を口に入れて実習。特に舌の動きが悪いことを想定し、あまり舌が動かない人はどのような不便さがあるのかを実習。
演題：口腔ケア実習
講師：埼玉県歯科衛生士会　木村重子

■講演の主たる内容
「安全で気持ちのよい口腔ケアをするために」という演題で実習と講演が行われた。
講演の詳細は、こちらをご覧ください。

埼玉県摂食嚥下研究会「第５回講演会」報告
平成19年7月8日
平成19年７月８日（日）13時より第３回総会に引き続き彩の国すこやかプラザ２階セミナーホールにおいて埼玉県摂食嚥下研究会第５回講演会が開催されました。
下山定夫監事のご挨拶、奥村元彦理事の司会にて講演会が開催されました。
演題：脳神経疾患による摂食嚥下障害への対応 ～歯科と医科を含むチーム医療～
講師：東京医科歯科大学准教授医学部臨床教育センター・神経内科准教授　山脇　正永

■講演の主たる内容
脳梗塞、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症などの脳神経疾患は、摂食・嚥下障害をきたすことが多く、医療者にとっても誤嚥予防などのアプローチは重要。特に今回の講演では、
（１）摂食・嚥下障害の最新のエビデンス
（２）医科・歯科を含んだチーム医療の必要性
（３）嚥下障害治療の今後の展望
という３点について解説。
演題：介護予防における口腔機能向上
講師：（社）埼玉県歯科衛生士会　木村　重子

■講演の主たる内容
平成18年度から始まった「介護予防のメニュー」に、口腔機能向上が取り入れられたが、運動・栄養に比較して、残念ながら認知度が低く、参加者も少ない。参加を促す側の皆様に、基本健診の中の「口腔機能向上」の簡単なアセスメント項目と、介護予防メニューの一部を紹介実習した。
講演の詳細は、こちらをご覧ください。

埼玉県摂食嚥下研究会「第３回総会」報告
平成19年7月8日
平成19年7月8日（日）11時30分より彩の国すこやかプラザ２階会議室において、平成19年度埼玉県摂食嚥下研究会第３回総会が開催されました。
研究会副会長の井坂義昭埼玉県歯科医師会会長の開会に始まり、研究会会長の吉原忠男埼玉県医師会会長のご挨拶がありました。そして議長・副議長の選任が行われ、議長には斉藤秀子理事が副議長には湯澤俊理事が就かれ議事が進行されました。
引き続き、議案の上程・説明が濱野英美理事よりなされ、すべて賛成多数にて承認され第３回総会は滞り無く終了となりました。
今年度の事業計画では、摂食･嚥下リハビリテーションに携わる各職種が、専門性を発揮し連携できるリハビリテーションシステムの確立が必要であと考え、摂食･嚥下障害の諸問題や啓発指導、リハビリテーションなど目的を達成する為に事業が行われるということです。予定される講演会・症例検討会は次の通りです。
（１）第５回講演会
平成19年7月8日（日）彩の国すこやかプラザ
（２） 第３回症例検討会
平成19年11月25日（日）国際調理師専門学校
（３）第６回講演会
平成20年3月2日（日）埼玉県県民健康センター
（４）摂食・嚥下研究会だより、ホームページの更新
（５）埼玉県摂食・嚥下研究だよりを発行、ホームページの更新。
総会の詳細は、こちらをご覧ください。

埼玉県摂食嚥下研究会「第４回講演会」報告
平成19年3月25日
平成１９年３月２５日（日）、埼玉県県民健康センター１階会議室において第４回埼玉県摂食嚥下研究会講演会が開催されました。
演題：栄養投与ルートと腸管免疫
講師：深柄和彦先生

■講演の主たる内容
１．経腸栄養による腸管の免疫学的バリアの維持（なぜ経腸栄養がすぐれているのか）
イ)腸管リンパ装置と粘膜免疫について
ロ）腸管免疫が他の臓器の免疫に及ぼす影響
ハ）なぜ、腸管リンパ装置のリンパ球数が減少し、その機能が低下するのか？
ニ）ヒトでも経腸栄養欠如で腸管リンパ装置は萎縮するのか？
ホ）どれくらい経腸的に投与すれば（経腸栄養と経静脈栄養の割合）腸管免疫は維持されるのか？
２．腸管栄養による腸管由来の全身性炎症反応の制御について
演題：急性期病院に於ける口腔ケアの実際
講師：さいたま赤十字病院医療安全推進室専任リスクマネージャー　川崎つま子

■講演の主たる内容
・病院における口腔ケアの特徴
何らかの疾患を抱えている患者の口腔ケア
１）高齢者の誤嚥性肺炎
２）重症集中治療（気管内挿管・気道熱傷・薬物中毒・口腔外科領域の外傷等）
３）脳血管障害に伴う嚥下機能の低下及びADLの低下
４）癌の化学療法などの治療に伴う、口腔状態の変化
５）頚髄損傷による頭部固定
６）慢性呼吸器疾患（HOT・バイパップ）
７）糖尿病・肝機能障害・腎機能障害などに伴う口腔環境の変化
・口腔ケアによって期待できる効果
１）誤嚥性肺炎の予防
２）心内膜炎等の全身感染症の予防、
３）口腔機能維持・回復、
４）社会性の回復、
５）全身の健康回復、
６）QOLの向上

生活習慣病の予防と介護予防は、国を挙げての取り組みであり、急性期病院においても、口腔ケアの重要性を認識し、日々の看護業務に位置づけて実施したい。
講演の詳細は、こちらをご覧ください。


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埼玉県摂食嚥下研究会事務局（埼玉県歯科医師会内）
電話　048-829-2323
FAX　048-829-2376


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